汽車道
初代横浜駅(現在の桜木町駅)から赤レンガ倉庫までの道のりですね。
横浜線が生糸を運搬して、海外へ輸出していた時代に横浜港まで続いた線路を利用して作られています。
そのため、歩道上には線路が残されていたりして当時を想像することもできます。
線路は途中で途切れる場所もありますが、イメージを膨らまして乗り越えてください。
現存する3ヶ所の鉄橋が、きっと手助けをしてくれると思います。
また、この周辺には貨物線跡もたくさんあります。
象の鼻パークにある転車台や赤レンガ倉庫から山下公園まで続いている
遊歩道も元々は高架化した貨物用線路でした。
(20年ほど前までは、山下公園を通過する形で高架が残っていました)
汽車道だけでなく、貨物路線全体にまで話を広げたのは
生糸を輸送していた「氷川丸」
生糸検査所として建てられた「横浜第二合同庁舎」
横浜三塔のひとつで、通称はクイーンの塔「横浜税関本関庁舎」
こららも「汽車道」にまつわる物語の場所として、巡ってもらいたいからです。
ちなみに、以前紹介した「三渓園さん」も生糸の輸出で財を成した方が造園したものですから
物語の一部としてなら、関係もありますね。
知らなくても撮影には問題ありませんが、知っていた方が被写体だけでなく
背景にまで、思いを込めた素敵な写真になると思います。
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