アクセント
撮影中を含めて、普段から見慣れていて気にも留めないものを残しておくこと。
写真1枚の中に全てを表現するのではなく
大量のデータの中で、時間経過や場面転換を表現するもの
そういったものは「アクセント」として効果的です。
ただし、気にも留めないものに気付くのは難しいことです。
映像や舞台で使われる「消えもの」といった小道具に近いのですが
撮影当日にしかないものや、お客様が手作りで制作したものなどが含まれます。
結婚式なら、ウェルカムボード・受付の装飾・席札・会場装花・料理・ブーケなどです。
ロケーション撮影でも、場所を示す看板や標識・外観などがあると良いと思います。
これらは、私の経験上の答えなので正解ではありません。
皆さんには、撮影中に気付いたり感じたものを残すことで、独自のスタイルを持っていただきたいので
「これさえやればOK」といったような、観念では捉えないでください。
また、お客様の人となりを知ることで「アクセント」は推測することもできます。
特にロケ地への思い入れがある方には、その場所を象徴するものが効果的です。
この場合は、名所のビルや地名の入った看板・信号標識などが上げられえます。
お客様が欧米の方であれば、東洋人が西洋に持つ憧れの逆もあることを踏まえましょう。
解りやすいところでは「漢字」ですね。
お気付きの方も多いと思いますが「アクセント」は良い写真と撮るための二次的要因です。
どんな撮影でも、被写体に興味を持ち、知ろうとすることが重要なのであり
結果的に「アクセント」が導き出されます。
そのため、皆さんが意図した「アクセント」がお客様へ効果的に伝われば
それ自体がカメラマンへの「賛辞」となるのです。
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