アベマリア
フォトウェディングでは、あまり関係ありませんが
昔は結婚式の撮影に行くとよく聞きました。
ほとんどの方は、興味がない曲だと思います。
ましてや、多くの作曲家が数多く残した編曲があることは知らなくてもおかしくありません。
知っている方が最初に思い浮かぶのは、シューベルト作の旋律でしょう。
2つ目が出てくるなら、グノーかカッチーニといったところでしょうか?
幾度となく書いてきた。
カメラマンとして、結婚式を撮影するにあたり
知らなくても良いことですが
知っていれば、見識が広がる話です。
クラシックで始まりましたので、もうひとつ加えます。
結婚行進曲とは、どんな曲ですか?
頭の中で「パパパパーン、パパパパーン、I love you forever あなただけのこと」という歌詞が流れた人はいますかね。
何年か前に「ゼクシィ」のCMで使用された曲です。
それは、メンデルスゾーン作です。
一般的に教会式の入場曲で、使用されるのはワーグナー作です。
この2つはタイトルが同じでも、まったく別の曲です。
早さで表現すると、メンデルスゾーンの方がアップテンポです。
そのため、教会式の入場などウェディングステップを踏む時は
スローなワーグナーの方が良く合います。
日本の民謡で言うと、和装の入場曲では「長持唄」が有名です。
そもそも、長持唄は花嫁行列で長持や簞笥たんすを担いだ人たちが唄っていました。
そのため、日本各地にご当地ソングの要領でたくさんの曲があります。
その中でも、全国的に有名なのは「宮城長持唄」です。
単に長持唄と呼ばれた場合は、宮城の長持唄を指すことが多いですね。
また「秋田長持唄」も有名ですが、どうしても宮城の印象が強いので
リクエストする時には、略さずに「秋田長持唄」と指名しなければなりません。
今は、和装でも「長持唄」は使われないのでしょうかね?
こんな話を思い出していたら、久しぶりに雅楽の「越天楽」が聴きたくなりました。
漬物を食べて、日本人を実感する話は聞きますが
それと同じぐらい
私は「越天楽」を聴いて日本人で良かったと思うことがあります。
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